第9章 「子メディアン」の特徴
江平智之
1. メディア家の子どもたち
・「子メディアン」⇒TV,電話、AV、コンピューターを使う「小さなメディア使い」
※ ここでは、@「子メディアン」の選択的メディア接触、Aメディア接触の与えるネガティブな心理・行動的影響、Bポジティブな影響の3話題について、子メディアンの心理・行動について観察する。
2. そこにメディアがあるからさ
・「自分の部屋からかけられる電話」の所有率→男子 13.4%、女子 17.5%
※ 電子メディアの普及は、電話に限らず、さまざまな電子メディアが、家庭に侵入している。
※ メディアがあれば、それを利用するのは発達的自然。問題は、その影響。
3. メディアを選ぶ子ども
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TVゲーム |
電話 |
音楽 |
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・年齢による影響が大 ・性別は比較的大きな影響 ・ 友人関係は、関係なし ※「卒業」するメディア |
・ 年齢、性別の影響大(女子に依存度が高い) ※「卒業」するメディア ※「口そのもの」化している |
・ 年齢の影響はない ・ 女子に依存度が大 ※友人がいないと音楽に走る |
4. メディアは不良も優良も育てる
☆TVについて(P96表16、17)
² 補導を受けたグループと一般のグループとでは、TVが示す事実に関してクールであるが、情報処理能力に違いがある。
² 補導組みは、TVの登場人物の真似をよくする。
☆TVゲームについて
・ マニアは、肯定的な自己認識が強い(自信、忍耐力、想像力、友達がふえた)
5. 子メディアンの活躍
※ メディアは両刃の剣であり、切れ味は鋭いが、必ず良きにも悪きにも働く
※ 日常ヴァーチャル化が、子どもを「おたく」にするが、「おたく」的子どもがメディアの自由な使い手になり、よりコミュニケーションをはかり、より友達がたくさんできる可能性大
作成者:法文学部経済情報学科1年
鮫島芳暢 1100500559
第10章 都市化は進むよどこまでも
1 消費が美徳
戦争後の生活が戦後よりも悲惨で、その影響が子供の死亡率に反映される(上昇する)ことはよくあることである。しかし第二次世界大戦の場合、日本をはじめとして、戦争に関係したほとんどの国でベビーブームが見られた。日本はその後の「少子化」が激しい点で、他の国々とは違っていた。
戦後のベビーブーム時に生まれた世代が、皮肉なことに実際に「企業戦士」となり、お国のためになっていったのである。
ベビーブーム後の急激な少子化は、根本的には、自分たちのより豊かな生活を目指してきたことが原因と考えられている。自分たちの理想の消費生活にとって、「少子がお得」であったのである。
現在物質的的窮乏感を抱かない時代となり、「少子がお得」から「消費が美徳」「消費が当然」の時代になった。また環境問題が叫ばれても、みんなそれぞれの消費スタイルが実についてしまっているのである。少子化社会の子供たちは、こんな環境の中で育っているのである。
2 街で遊ぶ若者
日本の青年は、世界的に見て高度の消費文化と消費文明の中に位置しており、またその中にどっぷりと浸かっているのである。
日本・イギリス・アメリカ・スウェーデン・フランス・ドイツの6カ国の青年の消費行動を見てみると、日・英・米の3カ国は高消費型、スウェーデン・仏・独の3カ国は低消費型に位置付けられる。(P100図34参照)
また、1994年「南仏プロヴァンスの12月」(ピーター・メイル著)の日本での爆発的ヒットより、日本人の心の中に消費文化に浸されない自然に対する憧れがうかがえる。そして、日本の若者にとって、「街が環境であり自然」で「街=消費」と一体化しているため、「消費」の対義語を「生産」でなく「自然」になっていると感じるのである。
次に、平日の若者の消費行動について過去と比較してみると、小学生と中学生の時間変化はほとんどなかった。高校生は90年にやや増加している。大学生は70年から90年にかけて大きく増大した。これは大学生の数が増加したためである。(P100図35参照)
ところで1981年「何となくクリスタル」(田中康夫)が大ヒットした。これには消費行動や購買する商品に対して微妙な差異を楽しみ、こだわりを持つ若者を描いている。当時このような若者の消費性向は奇異なものであったが、もはや日常的なものとなった。「違いのわかる男」が「違いのわかる若者」になったのである。
3 東高西低の若者の消費行動
街の子どものたまり場は、加齢とともに駄菓子屋→コンビニ・ファーストフード店→ファミリーレストランと変化する。
駄菓子屋…おばあちゃんとの異世代交流
コンビニ・ファーストフード店・ファミリーレストラン…同世代交流。アルバイトをしている若者が、同世代の客にサービスを提供する。バイトの人がもらった給料をまた同じように、こういった店へ出費する。
<若者が通う店の地域差>
@ ファミリーレストランの数
山梨・栃木・長野・群馬・東京・北海道→多い
山口・富山・広島・佐賀・青森→少ない
A コンビニの数
北海道・山梨・徳島・東京・香川・富山・沖縄→多い
滋賀・青森・山形→少ない(P102図36、P103表18参照)
* 店の数は、東高西低・大都市に多い。若者の消費行動や消費実態は、地域によってかなり異なっていると想定される。
4 都市化が消費行動をさらに促す
都市化が進み、物が何でも手に入る時代になった。不況で生活志向が手堅くなったとしても、「拡大再生産」を目指すスノップ(紳士気取りでお高くとまっている感じの悪い人、流行を追う俗物)な消費は健在である。基本的な都市生活環境での生活では、このような消費態度を強く醸成するだろう。
地域差にもよるが、若者は「寄る都市波には勝てない」と思われているのである。
00/12/12 基礎演習レジメ 作成者:D班 二川 紘一
少子化への道 第11章(10代の結婚、出産、中絶)
10代の盛んになる性行動にともなう結婚、出産、中絶の推移
著者の言いたいこと
@ 性行動が盛んになって
中絶が増えた
若年層での結婚が増えた
若年層での出産が増えた
A これらの増加は、ロマンティックラブが若者の間で広く行渡ったためだ。
B 出生数の変化が、世代間(オヤジと女子高生)の性比を変化させ、男女間の性
のあり方を変える(援助交際など)可能性を持つ。
C 若者のロマンティックラブについての疑惑。
(疑問点) Tこの章にでてくる表やグラフのデータは、全て1995年以前のものが使用さ
れている。1995以降と言えば「バブル崩壊」の時期と重なる。その時の経
済状況は、結婚、出産、中絶などの選択におおいに関わってくると思う。
1995以前のデータのみで現在を考えると正しい状況を把握できないのでは
ないだろうか。
U 107ページ、18行目の「女子の初婚率は低下していくだろう」という予
測について、確かに、16歳から18歳に結婚年齢が上がれば短期的にみて初
婚率は下がるだろう。しかし、高校への進学率が100%近い現在、あまり大
きな減少は考えられないだろう。
また、著者の考えには、10代の女子の初婚率が高い要因として、女性の
社会の進出の早さ(短大生など)や、現在でもやはり感じられる男女雇用
の差などあげられていないのではないだろうか。以上を踏まえると、女子
の初婚率は、短期的には減少するが、男子の初婚率と平行線を描きながら
また緩やかに上昇していくと思われる。
(用語解説) 嫡出: 法律上正式な夫婦から生まれた子。だが実状は、男親がはっきり
している出生といえる。
丙午: 十干と十二支を組み合わせたものの第43番目。この年に生まれた
女性は気性が強く、夫を死なせるという俗信があった。
※ 二つとも小学館『現代国語辞典 第二版』より抜粋。
基礎演習 少子化への道(9,10,11章)
00/12/19作成者:堀口みずえ
質問@(9章、P94)TVゲーム、電話は、「卒業するメディア」とされているが、
音楽では、なぜ「卒業するメディア」とされてないのか?
質問A(11章、P107)本当に女子の結婚年齢を16歳から18歳間へと引き上げると女子の初婚率は低下するのだろうか?
質問B(9章P95)筆者は「TVゲームマニアは自信、忍耐力がつく」となぜ感じたのか。
○
TVゲームは、うまくいかなければリセットをおすと最初からやり直しができる。よって「忍耐力」はつかないと思うので筆者は間違っている。
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(この意見に対して)
〇TVゲームをどんどんクリアすることにより「忍耐力」がつき「自信」もつくので筆者の意見に賛成である。
質問C(10章、P103)表3スーパー、デパートの店数について、西日本と、東日本とで差があるのはなぜか。
〇東日本には、日本の首都である東京や、港町の横浜などがあり西日本にも大阪など栄えている都市はあるが、やはり(東日本の都市には)かなわないから。
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(この意見に対して)
〇しかし東日本にも(東北に)たくさん田舎はあると思う。
質問D(11章)中絶は、本当によいのか、悪いのか?
★中絶は、有り
〇望まれない環境(経済的問題)で生まれても子供は幸せにはならないと思うから。
〇子供はやっぱり両親がいるべきだと思うので片親になる場合は子供にとってつらいことが多いのではないだろうか。
★
中絶は、なし
〇命を大切にするべきだと思うし、母体にもよくないから。
〇友達に環境が厳しい中で出産をして子供を育てている人がいるが、確かに周りの世間の目が厳しいこともあった。しかし生んでよかったと話しているし、環境が厳しくてもがんばれば乗り越えられるのではないかと思う。
質問E(9章P95)「情報が多すぎ何が正しいのかわからなくなることが多い」について、なぜ判断することができなくなるのか。
質問F「学生結婚」「高校生夫婦」(TV番組「学校へ行こう」より)についてどう思うか?
〇学生は経済力がないので親にも迷惑をかけるし、将来の夢ややりたいことを犠牲にしてまでやる必要はないと思う。
〇今は2人で理解しあえていると思っていても、これからまた考えが変わるかもしれない、そんな時離婚につながるかもしれないのであせる必要はない
〇知り合いに、学生なのに子供ができて結婚した人がいるが、そのとき親は何の援助もせず自分たちで経済問題を解決していった。確かに親には迷惑を何らかの形(近所のうわさになったり)でかけてしまったりするが、自分たちで責任を持っていけるなら学生結婚はありだと思う。