日にち | |
| 2001.04.17 | 受講者14人中,欠席者1名。自己紹介をしてもらったさい,鹿大入学動機を聞いたのだが,ほとんどの学生が「センター入試の点数にレベルが合っていたから」のようだ。パソコンを持ち,かつ活用している学生はたった一人しかいない。かなり驚きを隠せない。まあ,一ヶ月前まで高校生だった方が多数なのだから,少しずつパソコン操作や大学での学び方等に慣れていって欲しい。 |
| 2001.04.24 | 学生の皆さんにとっては,何もかも初めてのスタイルに驚きの連続だったかもしれない。私が強調したいのは,「講義スタイル」と「演習スタイル」の違いだ。前者には,義務教育のときから馴染んでいることでしょう。だが,本講義は「基礎」はつくものの「演習」なのである。それで,基礎演習を終えた感想は,これからの皆さんの変化が楽しみだ,ということだ。もちろん,私のほうにも変わる準備がある。 |
| 2001.05.15 | しばらく時間があいたせいか,議論が全く盛り上がらなかった。受講生のテキスト読み込みが足りない。そこで今日は,きゅうきょ予定を変更し,自分の考えを,感想も含めて皆の前で発表してもらった。私の反省点としては,受講生が2ヶ月前までは高校生だったことに対する配慮不足を挙げておきたい。 |
| 2001.05.22 | よくよく考えてみると,受講生にとっては大学での講義自体が初体験であり,そこでいきなり議論をしましょうということに無理があるのではないか。そう考えるようになった。物事には「頃合」というものがある。焦ってはいけない。前期の基礎演習では,テキストの熟読の仕方,それを読んだ感想,自分の考えをできるだけ正確に皆の前で発表する力…,こういうことがクリアできればいいのではないか。そういう意味では,受講生も,今日の基礎演習は前回よりも参加しやすかったと思う。議論をする前段階として,学生がテキストを読んだときの「知的発見」を大事にしたい。楽しい講義にしたいのだ。 |
| 2001.05.29 | 今回の基礎演習は,みんなしっかりと内容を理解してきたようだ。ただ,テキストに出てくる表やグラフについては,その出典や出所を確認する習慣を身につけてほしい。「数字のマジック」に誤魔化されないように。来週からは,情報処理センターでパソコンを使って講義を行なう予定だ。もっと楽しんで講義を受けてもらいたい。 |
| 2001.06.05 | 今日から基礎演習の場所を「講義室」から「情報処理センター」へと替えた。それは第一に,パソコンに少しでも慣れてもらいたいからであり,第二に,講義終了時に毎回提出を求めている出席レポートをメールで送信してもらうためだ。初回ということもあり,かなりもたついたところもあるが,受講者は楽しんでくれたようだ。議論がおろそかになったので,次回からはもっと時間を割きたい。 |
| 2001.06.12 | 「少子化は問題である」という立場のテキストと,「少子化は問題とはいえない」という立場のサイトの,二つの相反する視点から受講生に思考してもらった。大学で身につけるべき素養の一つに「思考力」がある。思考は自分のなかにアンテナがないと実行することができない。社会人でも思考力のない人は多いけど,一度,獲得できればあとは勝手に進化していくのでその支援ができたらいいと思う。相反する考え方を受け入れたうえで,自分の考えを表現してもらえればうれしい。 |
| 2001.06.19 | 本テキストのメインとも言える部分の「人口減少・高齢化と日本経済(一)(二)」を取り扱った。必然的に盛りだくさんの内容になった。ところで,一つ気になったことがある。授業中にも言ったが,受講生の声が小さいことだ。作成したレジュメはよく出来ているにも関わらず,である。非常に残念だ。レポートを行なうときには,必ず“その場に居る一番遠い席に座っている人に対して内容を伝えようとする意思”を持ってもらいたい…。 |
| 2001.06.26 | 受講生の皆さん全員にコメントを求めたが,各自が自分の言葉で発表しているのを聞いてうれしくなった。「○○さんと同じ意見なんですが,…」と切り出す学生が多いという印象をもっていたのだが,本基礎演習の受講生にはそういう学生は一人もいなかった。えらい。2週間ほど連続して休講になってしまうが,何か質問や困ったことがあったら遠慮なくメール連絡してください。 |
| 2001.07.17 | 最終講義を終えて思うのは,受講生の成長ぶりである。この半年で,「学びのスタイル」を「指示待ちスタイルから異議申し立てスタイルへ」と見事に転身させた模様だ。ところで,今回の出席レポートのテーマを「片桐へのアドバイス」にした。受講生がどんなことを書いてくるか,すごく楽しみだ。こちらとしては,学生を「お客のような存在」と心得て,学生からの「学びのニーズ」をしっかりと受け止めたい。 |