2001年度前期 鹿児島大学 法文学部 経済情報学科
演習スケジュール
鹿児島大学 法文学部
経済情報学科 専任講師 片桐資津子
1.テーマ
ゼミ生各人がもつ研究テーマを「家族」という変数から見つめなおす。
2.目的
ひとはなぜ家族をつくるのか。これから先もひとは家族をつくり続けるのか。家族社会学の学問的伝統をヒントに以上のことを学ぶ。日本社会が少子高齢化に向かうなか,家族の何が変わって何が変わらないのか? 本演習では,家族について私たちがなんとなく抱いている「通念」や「常識」を一度分解して,そこから家族を相対的・客観的に見つめなおす。この作業を通して,少子高齢化社会における家族福祉の在り方について建設的に考えていくことを目指している。
3.テキスト
@伊田広行,1998,『シングル単位の社会論 ジェンダー・フリーな社会へ』,世界思想社.
AR.ヒル・P.マテシック,1979,「家族発達理論と生涯発達」,東洋・柏木惠子・高橋惠子編,監訳,『生涯発達の心理学 3巻 家族・社会』,新曜社,97-138.
4.評価方法
*HP更新状況,課題達成度,出席状態,発言頻度とその内容,コミュニケーション力,プレゼン能力,協調性などの平常点.
*学期末に提出するレポートの内容(分かり易い文章か,常識への挑戦を心掛けているか).
5.スケジュール(毎週金曜3講目)
第00回:04/06 『シングル単位の社会論』−p.13
第01回:04/13 『シングル単位の社会論』−p.50
第02回:04/20&22 『シングル単位の社会論』−p.81
第03回:04/27 『シングル単位の社会論』−p.81
第04回:05/11 『シングル単位の社会論』−p.124
第05回:05/18 『シングル単位の社会論』−p.173
第06回:05/25 『シングル単位の社会論』−p.208
第07回:06/01 『シングル単位の社会論』−p.233
第08回:06/08 『シングル単位の社会論』 最後まで
第09回:06/15 暫定的な総括討論
(シングル単位の理解を深めて自己の研究テーマへの応用を試みる)
第10回:06/22 「家族発達理論と生涯発達」pp.97−118
第11回:06/29 都合により休講
第12回:07/06 「家族発達理論と生涯発達」pp.119−138
第13回:07/13 学期末レポートの構想案の報告
※なお,都合により日程や講義内容に変更があり得ることをご了承ください.