2002年度後期 鹿児島大学 法文学部 経済情報学科                              

演習&特殊研究スケジュール(2002.12.05.改定)

鹿児島大学 法文学部 経済情報学科 片桐資津子

E-mail: katagiri@leh.kagoshima-u.ac.jp

Homepage: http://ecowww.leh.kagoshima-u.ac.jp/staff/katagiri/index.html

 

1.テーマ

日本社会には,現在,世界一のスピードで少子高齢化が進展しているという驚くべき現実がある。当然のことながら,家族という小集団もまた,少子化や高齢化という社会変動をまぬかれない。それはテキスト著者によれば,「セイフティー・ネットとしての家族」から「リスクとしての家族」へとまとめられる。こういった現実を直視しながら,ゼミでの議論を通して,受講生は自らの問題意識を精緻化することになる。

 

2.目的

(1)ゼミ議論の場において「存在する限り発言せよの精神」を取得する。

(2)テキストを利用して,自分自身の問題関心を深める。

 

3.テキスト

山田昌弘著,2001,『家族というリスク』,勁草書房.

 

4.評価方法

(1)HP更新状況,課題達成度,出席状態,発言頻度とその内容,コミュニケーション力,プレゼン能力,協調性などの平常点.

(2)学期末に提出するレポートの内容(分かり易い文章か,常識への挑戦を心掛けているか,卒業論文への位置づけを説明できるか).

 

5.スケジュール(毎週金曜4講目14:30〜16:00,場所は第4演習室)

第01回:10/04 オリエンテーション

  第02回:10/11 「選択的な絆」がはらむ可能性と問題、家族の不確実性の再来

  第03回:10/18 家族というリスク、家族の変化と生活設計の危機

  第04回:10/25 パラサイト・シングルの時代、不良債権化するパラサイト・シングル

  第05回:11/01 パラサイト・シングルVSフェミニスト、若者の自立をサポートする社会環境を

 第06回:11/08 非現実的な夢・分別あるあきらめ、夢見る使い捨て労働力としてのフリーター

  第07回:11/22 フリーターの理想と現実、豊かな親が若者の失業問題を隠蔽している

  第08回:11/29 休講

  第09回:12/06 卒論報告会その1

  第10回:12/13 専業主婦の黄昏、2・3年生「学期末レポート」タイトル報告締切

  第11回:12/20 卒論報告会その2(最終版)、2年生「HPサイト」立ち上げ締切

  第12回:01/10 カップル・夫婦はどこへ行く

  第13回:01/17 親子関係の変貌と教育問題

  第14回:01/24 2・3年生学期末レポートの最終報告会(一人当たり10分報告10分質疑応答)

 

※なお,都合により日程や講義内容に変更があり得ることをご了承ください.