2002年度前期 鹿児島大学 法文学部 経済情報学科                              2002.04.03.現在

演習スケジュール

鹿児島大学 法文学部 経済情報学科 片桐資津子

E-mail: katagiri@leh.kagoshima-u.ac.jp

Homepage: http://ecowww.leh.kagoshima-u.ac.jp/staff/katagiri/index.html

 

1.テーマ

社会システムの一要素である「家族」というミクロ的視角から,私たちにとっての身近な福祉について今まで学んできた。これを踏まえつつ,「反省的な近代化」(U.べック)や「ポスト近代化」といった時代変化を見据え,福祉国家における「福祉資本主義」というマクロ的視角から,福祉理論全般について学び,ゼミ生各人の具体的な研究テーマに繋ぐ。

 

2.目的

(1)ゼミ議論の場において「存在する限り発言せよの精神」を取得する。

(2)鹿児島市内で大量調査を行う。詳細については,第一回目に説明する。

 

3.テキスト

G.エスピアン−アンデルセン著,1999(渡辺雅男・渡辺景子訳,2000),『ポスト工業経済の社会的基礎 市場・福祉国家・家族の政治経済学』,桜井書店.

 

4.評価方法

(1)HP更新状況,課題達成度,出席状態,発言頻度とその内容,コミュニケーション力,プレゼン能力,協調性などの平常点.

(2)学期末に提出するレポートの内容(分かり易い文章か,常識への挑戦を心掛けているか,卒業論文への位置づけを説明できるか).

 

5.スケジュール(毎週金曜4講目14:30〜16:00,場所は法文棟2階の経済演習室)

第01回:04/12 訳者あとがき,第一章 序論

  第02回:04/19 第四章 家庭経済

  第03回:04/26 第二章 民主的な階級闘争の再検討

  第04回:05/10 第三章 社会的なリスクと福祉国家

  第05回:05/17 第五章 福祉レジームの比較―再検討

 第06回:05/24 中間討論

  第07回:05/31 第六章 ポスト工業化の時代における雇用の構造的基礎

  第08回:06/07 第七章 雇用をめぐるディレンマへの対応

  第09回:06/14 第八章 古い福祉国家のなかの新しい社会的リスク

  第10回:06/21 第九章 ポスト工業時代に向けた福祉レジームの再構成

  第11回:06/28 自習的作業

  第12回:07/05 自習的作業

  第13回:07/12 自習的作業

  第14回:07/19 学期末レポートの最終報告会(一人当たり5分報告5分質疑応答)

 

※なお,都合により日程や講義内容に変更があり得ることをご了承ください.