2001年1月14日(日) 17:45
イルゼー(AP)
ギュンター・フェアホイゲン欧州委員は欧州連合の東方拡大を拙速に進めぬよう警告した。スウェーデンの議長国就任とともに加盟候補国との交渉が著しく加速された、とフェアホイゲンは日曜日イルゼーにおけるバイエルン州のSPD会議で述べた。同委員は「速度を落とし」、より質に配慮するよう求めた。
フェアホイゲンは、東方拡大はできるだけ速やかに進めねばならないが、またできるだけ丹念に行う必要がある。ポーランド、チェコおよびハンガリーは最も有望な候補国である、と語った。加盟期日には言及しなかった。ドイツ連邦首相ゲルハルト・シュレーダーの主張した、新たな加盟国に対して7年間移動の自由を制限するという提案は、おそらくEUで承認を得られよう、とかつて社会民主党(SPD)に所属したフェアホイゲン委員は述べた。
オーストリアも労働者の移動の自由に関して移行期間を設けるというドイツの要求を支持する、と同国のヴォルフガンク・シュッセル首相は『フィナンシャル・タイムズ・ドイチュラント』紙(月曜版)で述べた。オーストリア国民党に属するシュッセル首相は議長国スウェーデンに対し、6月のイェーテボリの欧州連合首脳会議において第一陣の加盟目標期日を発表するよう求めた。同首相は、私の考えでは2004年の半ばが現実的な最初の加盟期日である。ハンガリーやスロヴェニアなどいくつかの国は「きわめて良い状況にあり、実際この期日で加盟を果たすことができよう」と語った。
原題:Verheugen warnt vor uebereilter Osterweiterung
Schuessel unterstuetzt deutsche Forderung nach Uebergangsfristen