2000年5月7日(日)
ウィーン(AP)
オーストリアの右翼大衆主義政治家イェルク・ハイダーは日曜日に再び厳しい調子でオーストリア政府に対するEU諸国の外交制裁を批判し、14のEU諸国に民主主義の補習授業を受けるよう勧告した。「我が国の民主主義は我々にとって神聖なものであり、我々は民主主義を勉強する必要はない。他の国々はこちらで民主主義を勉強したらよい」と自由党(FPO)の前党首はウィーンでの党会合で語った。ハイダーはさらに、「オーストリアには平身低頭する輩ばかりでないこと」を他のEU諸国は気づいてもよさそうだ、と述べた。EU加盟国はオーストリア国民党(OVP)と自由党(FPO)の連立政権が誕生したのを受けて、1月末にオーストリアに対する関係を凍結する措置をとっている。