2001年11月23日（金）17:15
トリエスト（AP）
中欧イニシアティブの17ヶ国は、トリエストでの会合において、EU拡大計画を「欧州の安定、民主主義および経済発展のための重要な貢献」と評した。主催者であるイタリアのシルヴィオ・ベルルスコーニ首相は、さらに記者会見の席上で、ロシアを構造替えしたヨーロッパに取り込むことを主張した。同首相は、共産主義の傷を癒すべく欧州を改造する必要があると強調した。
中欧イニシアティブには、イタリア、オーストリアの両EU加盟国の他に、アルバニア、ボスニア、ブルガリア、ユーゴスラヴィア、クロアチア、マケドニア、モルダヴィア、ルーマニア、ポーランド、スロヴァキア、スロヴェニア、チェコ、ウクライナおよびハンガリーが加わっている。17ヶ国の首相は−オーストリアのヴォルフガング・シュッセル首相を含め−地域強力関係を強化し、国際テロおよび組織犯罪撲滅のために協調して取り組むことに合意した。翌土曜日に閉幕するこの会合には1,200人の代表が参加している。
もう一つの重点テーマはバルカン半島の安定であった。出席者は先週のコソヴォ議会選挙を民主主義と多民族社会に向けた重要な一歩として歓迎する声明を発表した。
原題：Mitteleuropaeische Initiative betont Bedeutung der EU-Erweiterung
"Beitrag zu Stabilitaet und Demokratie" in Europa - Berlusconi fuer Umgestaltung der EU und Einbeziehung Russlands