2001年4月20日(金)20:42
タリン(ロイター)
エストニアの欧州連合(EU)加盟協議は、EU拡大担当のギュンター・フェアホイゲン欧州委員の考えでは、2002年の末までに完了可能であるという。フェアホイゲン委員は金曜日タリンにおいて、「加盟協議が2002年の終わりまでに完結できるとするのはきわめて現実的な予測である」と語った。エストニア国民の間で高まりつつあるEU加盟に対する警戒感を踏まえ、フェアホイゲンは、エストニアの発展のチャンスはEUの外では少なくなると述べた。
フェアホイゲン欧州委員は3日間の訪問の締めくくりに、この国の将来がEU加盟にあることをエストニア国民に対し理解させることが重要である。「この国の変革はEU加盟の展望と結びついた場合にのみ可能である」と語った。
世論調査機関EMOR の調査によればエストニア国民の53パーセントはEU加盟に反対しており、賛成は36パーセントである。EUの15ヶ国は現在、東欧の10ヶ国ならびにキプロスおよびマルタと加盟協議を行っている。
原題:EU: Gespraeche mit Esten bis Ende 2002 abschliessen
GBfT