2002年4月23日(火)21:35

ロシアとデンマークはケーニヒスベルクの将来の地位を協議

コペンハーゲン(AP)

ロシアのミハイル・カスヤノフ首相は、EUが東方拡大した場合にロシアの飛び地であるカリーニングラード(ケーニヒスベルク)への自由な通行を認めるようあらためて強く要求した。ロシアはこの地域へ自由に通行できなくてはならない、とカスヤノフ首相は火曜日コペンハーゲンにおいて、デンマークのアンデルス・フォグ・ラスムッセン首相との会談を終えて語った。フォグ・ラスムッセン首相は、組織犯罪の流入を防ぎつつ一般市民や企業の通常の交流を妨げない、厳格な国境管理の維持を含む解決策が見出されることになろう、と表明した。

ロシア政府は、ポーランドとリトアニアというEU加盟候補国にはさまれ、ロシア本土と陸続きでないカリーニングラードが孤島化する事態を懸念している。2時間の会談で両首脳はロシアの世界貿易機関(WTO)加盟申請についても協議した。ロシアのウラジミール・プーチン大統領は11月のコペンハーゲンでのEU首脳会議に招待される予定である。デンマークは7月からEU議長国を務める。

原題:Russland und Daenemark eroertern kuenftigen Status von Koenigsberg