2003年4月17日(木)19:45

ポーランドは6月7日と8日にEU加盟の国民投票を実施

ワルシャワ(AP)

ポーランドはEU加盟を問う国民投票を6月7日と8日の両日に実施することを決めた。木曜日の晩国会は、できるだけ多くの国民が参加できるように期間を2日間とした国民投票案を圧倒的多数で可決した。国民投票が法的拘束力を持つためには50%以上の投票率が必要とされている。そのためEU加盟反対勢力は投票日を1日限りとするよう求めていた。

賛成336票、反対16票、棄権22票との投票結果が発表されると、国会では歓声が上がった。その前日にはアレクサンデル・クファシニェフスキ大統領がアテネのEU首脳会議で、他の9ヶ国の東欧および南東ヨーロッパの加盟候補国とともに、2004年5月1日の加盟を定めたEU拡大条約の調印に臨んだばかりであった。

「ヨーロッパへ通じる扉は開かれた」とレシェク・ミレル首相は国会論議の開始にあたって述べた。「あとは私たちが足を踏み入れるばかりだ。」ミレル首相は、ポーランドの未来のためにこの一歩を踏み出すよう訴えた。

最新の世論調査によれば、有権者の三分の二がEU加盟を支持しており、反対は22%となっている。主な加盟反対派には「自衛」(S)の過激な農民や「ポーランド家族同盟」(LPR)の超保守的カトリック信者などがいる。「民主左派」(SLD)所属のミレル首相は3月1日の「農民党」(PSL)の連立政権離脱以降、少数政権を率いている。首相は自らの政治的将来をポーランドのEU加盟と結びつける戦略を取っている。

原題:Polen stimmen am 7. und 8. Juni ueber EU-Beitritt ab




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