2004年4月7日(水)11:48

フィンランドの労働組合は安価な労働力の流入を危惧

ヘルシンキ(AFP)

フィンランドの労働組合は、欧州連合の拡大によって新規加盟国から安価な労働力が流入するのではないかと恐れている。フィンランドは新規加盟10ヶ国との間で、拡大後2年間は労働者の自由な流入を制限する協定を結んではいるものの、さまざまな分野で法の抜け穴があり、サービス業者や下請け業者はエストニアの労働者を時間契約でフィンランドの企業に提供することができるのである。とりわけ建築業界に問題がある。本来フィンランドの水準に合わせねばならない賃金や社会保障分担金が、こうしたパート労働者にも守られているかを監視するのはきわめて難しい、と火曜日、フィンランドの商業労働組合のマッティ・ヴィイアライネン副委員長は語った。

原題:Finnische Gewerkschaften befuerchten Zustrom billiger Arbeiter




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