2004年4月9日(金)11:42

トルコは自国の憲法をEUの基準に適合させる意向

イスタンブール(AFP)

トルコは憲法を6月までに欧州連合の基準に適合させる意向である。「6月には完了する」とジェミル・チジェク法相は「ミリイェット」紙に語った。欧州委員会は6月に新たなトルコの進展報告書の作成を始めるが、これはトルコとの加盟交渉開始に関する12月のEUの決定の基礎となるものである。

現在のトルコの憲法は1980年の最後の軍事クーデター時代に制定されたものである。トルコ政府はEUの基準を満たすべく、すでに数年前に憲法のいくつかの条項を修正している。この修正プロセスは、目下計画されている改革で完了することになる。チジェク法相の言葉によれば、憲法改正の一環としてとりわけ、これまで特別法廷として重大な政治犯罪を裁いた国家安全裁判所の改編が計画されているという。

加えて、高等教育ならびにラジオ・テレビ放送の監視委員会から軍隊の代表を排除するという。また男性と女性の平等も憲法で保証され、報道の自由も強化される。さらにいまだ憲法に残っている死刑に関する言及も抹消されるという。すでに死刑は廃止されている。

憲法改正は来週トルコ議会に提案される予定である。議会では与党進歩公正党(AKP)が三分の二を占めている。

原題:Tuerkei will Verfassung an EU-Standarts anpassen




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