2004年4月17日(土)13:00

ゲンシャー元独外相はトルコのEU加盟を「安定にプラス」と評価

ハンブルク(AP)

ドイツのハンス・ディートリッヒ・ゲンシャー元外相は、トルコの欧州連合加盟を「地中海圏の安定にとってプラス」と評価した。加盟は「イスラムの国も民主的な法治国家となりうること」を示す、と元外相は『ビルト日曜版』紙Bild am Sonntagに語った。さらに元外相はインタビューの中で、トルコには40年以上前に当時の欧州共同体への加盟展望が与えられていることを指摘した。「これから問題となるのは『いつ』である」と同紙は元外相の発言を伝えている。

EUが定めた加盟条件を満たすのはトルコの仕事であるとゲンシャー元外相は述べた。77歳のゲンシャー氏は欧州の統合を「唯一のサクセスストーリー」と評した。「諸国民が歴史から教訓を学んだという実例を人類の歴史に探すならば、それは欧州統合の歴史である」と自由民主党所属の元首相は述べた。

原題:Genscher nennt EU-Beitritt der Tuerkei “Zugewinn an Stabilitaet”




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