2004年4月24日(土)22:02

フェアホイゲン拡大委員はキプロス統合案の住民投票否決でトルコとの問題を懸念

ハンブルク(AP)

欧州委員会のギュンター・フェアホイゲン拡大担当委員は、キプロス統合案の住民投票による否決がトルコのEU加盟問題にも影響を及ぼす恐れがあるとの見解を表明した。住民投票の否決は欧州連合とトルコの関係を不必要に複雑化することになろう。これでEUは分断された国を受け入れることになる。政治的損害は大きく、キプロスのEU加盟に暗い影を落とす、と委員は土曜日の晩、ドイツ第一放送(ARD)の番組「ターゲステーメン」で語った。

住民投票がギリシャ系キプロス住民の反対で否決されたことは「まさに悲劇的」である。なぜなら彼らは本来数十年も分断キプロスの再統一を求めて闘ってきたからである、とフェアホイゲン委員は述べた。さらに委員は今回の住民投票での否決で再統一が遥か彼方へ遠ざかったとの見解を示し、私には新たな国連案も新たな妥協案も考えられないと語った。しかし委員はトルコ系北キプロスの経済的孤立に終止符を打つ意志をあらためて強調した。

原題:Verheugen sieht wegen Referendum moegliche Probleme mit Tuerkei




トップへ戻る