2004年4月27日(火)08:53

フェアホイゲン拡大委員は当面EU拡大が終了したと判断

ベルリン(AP)

欧州委員会のギュンター・フェアホイゲン拡大担当委員は、欧州連合の制限ない拡大に対して反対の意向を表明した。今後は差し当たりEUの経済基盤を強化し、「私たちが築き上げた大きな政治的機構を実際に支えられるように」する必要があるとフェアホイゲン委員は火曜日、ドイツ第二放送(ZDF)の番組「モルゲンマガツィーン」で述べた。「そろそろ私たちは拡大の限界に到達しつつあると思う。いずれにせよ今後数年間は地理的拡大はもはや主要課題になりえないと私は考える」と委員は述べた。

今後数年のうちにEUは一層の力強い成長と革新を遂げる必要があり、更なる雇用を創出する必要がある。欧州連合は今後はルーマニアとブルガリアとの加盟交渉を残すのみであり、両国の加盟は2007年に予定されている。それ以外のタイムスケジュールはない、とフェアホイゲン委員は語った。「最も難しい問題」は今年末に控えている。すなわちトルコとの加盟交渉を開始するか否かという決定である、と委員は述べた。

原題:Verheugen sieht vorerst Ende der EU-Erweiterung




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