2004年4月28日(水)04:15

新規EU加盟国はドイツの財政政策を批判

ベルリン(AP)

EU加盟を直前に控え、数ヶ国の新規加盟国はドイツの財政政策を厳しく批判した。「ドイツは国家財政の手綱を握れるよう努力すべきだ」とハンガリーのティーボル・ドラスコヴィッチDraskovics財務相は『ターゲスシュピーゲル』紙Tagesspiegel(水曜版)に語った。EU内の赤字と公的支出が削減されなければ、EUはアメリカ合衆国やアジアと経済競争ができなくなるだろう、と財務相は警告した。

ハンガリーも安定協約をできるだけ早く守れるよう努力するつもりであり、遅くとも2008年までには単年度の財政赤字を3パーセント以下に抑える、とドラスコヴィッチ財務相は強調した。スロヴァキアのイヴァン・ミクローシュMiklos財務相もハンガリー財務相の批判に賛同した。「安定協約は全ての国の首脳が採択したのだ。ドイツの首相も含めて。したがって全加盟国がこれを守るべきである」。二つの異なるクラスの国々ができてはならない、とミクローシュ財務相は批判した。エストニアのターヴィ・フェスキメギVeskimaegi財務相は、ドイツとフランスのいいかげんな政策は新規加盟国の悪いお手本であると述べた。

原題:Neue EU-Mitglieder kritisieren Deutschland




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