2005年4月20日(水)10:45
アンカラ(AFP)
トルコのレチェプ・タイップ・エルドアン首相は、新しく法王に選ばれたベネディクト16世がトルコのEU加盟に対する否定的な考えを改めることを望んでいる。重要なのは新法王が就任後にこの問題でどのような発言をするかである、と首相はアンカラで強調した。新法王に選ばれたヨーゼフ・ラッツィンガー枢機卿は、枢機卿時代にイスラムのトルコのEU加盟に反対していた。そのため、トルコの新聞各紙はラッツィンガー枢機卿の新法王選出をトルコのEU加盟にとって打撃と受け止めている。
エルドアン首相は、アフガニスタン訪問を前にアンカラで開かれた記者会見の席で、私は新法王が従来の見解を維持するのか変えるのか分からない。しかし政治家の間でも、政権に就いた後に従来とまったく異なる主張をするケースがままある、と語った。
原題:Erdogan hofft auf Sinneswandel beim neuen Papst