2005年4月23日(土)05:00

EUはルーマニアとブルガリアに対し労働許可の緩和を計画

ベルリン(AP)

新聞報道によればドイツ政府は、EU加盟候補国のブルガリアとルーマニアからの労働者に対し、ドイツでの労働認可を緩和する意向であるという。「EU加盟国は、ブルガリア国民に対し、自らの法律に基づいて自国の労働市場への参入を認めるよう努力する意向である」と『ヴェルト』紙は両国の加盟文書のEU加盟国宣言を引用している。この文書は月曜日にEU各国外相によって調印される予定である。同様の宣言はルーマニアの労働者に対しても予定されている。

同紙によれば、「両国の労働者のEUにおける雇用機会は著しく改善される必要がある」と加盟文書は求めているという。キリスト教社会同盟(CSU)のエトムント・シュトイバー党首はゲルハルト・シュレーダー首相に対して書簡を送り、労働市場開放までの移行規則を改善し、自営業者を偽って流入するルーマニアやブルガリアの労働者に対して労働許可を与えぬよう求めた、と同紙は伝えている。

加盟文書からは、ドイツがサービス産業の開放を建築業、ビル清掃、内装に限定しようとしていることが明らかになった。これに対し、オーストリアは建築業、ビル清掃業のほかに鉄鋼構造物生産、造園、個人保険や個人介護にも制限を設ける意向である。

原題:EU will fuer Rumaenen und Bulgaren leichtere Arbeitsaufnahme




ホームへ戻る