2005年4月25日(月)14:27
ウィーン(AFP)
欧州委員会のベニータ・フェレロヴァルトナー外交担当委員は、EU拡大のスピードが多くのEU市民の欧州統合懐疑論につながっているとの見解を表明した。いろいろなことがあまりにも速く行われている。これが5月29日に国民投票が行われるフランスをはじめ、多くの市民の欧州憲法拒否の理由と考えられる、と同委員はオーストリアの『クリール』紙Kurier 月曜版に語った。「新しい進展を消化する時間が市民には必要なのだ」。「私たちは新規加盟10ヶ国を受け入れたばかりなのに、2007年には2ヶ国が加わる。また他の国もEU加盟展望を持っているか、加盟の扉を叩いているのだ」、とフェレロヴァルトナー委員は述べた。
原題:Ferrero-Waldner: EU-Erweiterung geht zu schnell fuer die Buerger