2006年4月22日(土)14:30

欧州委員会はドイツ語版のEU加盟進展報告書も発表

ミュンヒェン(AP)

ドイツ連邦議会の抗議を受け、欧州委員会はブルガリアとルーマニアのEU加盟進展報告書をドイツ語でも発表するとの意向を表明した。これは土曜日ニュース雑誌『フォーカス』が報じたもの。当初欧州委員会は、両国に関するそれぞれおよそ100頁にも及ぶ進展報告書を、英語だけで発表する予定であった。これに対してドイツ連邦議会のノルベルト・ランメルト議長(キリスト教民主同盟)は、欧州委員会のジョゼ・マニュエル・バローゾ委員長に抗議していた。欧州委員会は譲歩し、EUの三つの公務言語、すなわち英語、フランス語、ドイツ語で発表する意向であると『フォーカス』誌は伝えている。欧州委員会は5月16日発表予定の報告書において、ルーマニアとブルガリアに予定どおり2007年の加盟を認めるか否かについて勧告を行う。加盟条件が満たされていないと欧州委員会が判断した場合、EU25ヶ国は加盟を2008年1月1日に延期する可能性がある。*

原題:EU-Bericht zu Beitrittsstaaten wird doch auf Deutsch veroeffentlicht

*訳注:加盟期日に関する最終決定は5月の欧州委員会の勧告に基づき、6月の首脳会議で加盟全25ヶ国の首脳が行う。




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