2006年4月24日(月)16:04

ハンガリー政府は選挙の勝利を受けて厳しい改革路線を発表

ブダペスト(AP)

ハンガリーのフェレンツ・ジュルチャーニ首相は、厳しい改革路線により同国の2010年のユーロ圏加盟を準備する意向である。日曜日に行われた議会選挙での連立与党の勝利を受け、社会党のジュルチャーニ首相は月曜日、速やかな組閣を行うと発表した。首相は6月中旬にも新政権が発足可能との期待を表明した。

欧州委員会も選挙後の最初の反応でハンガリー国内の改革の必要性を強調した。欧州委員会は、ハンガリーの財政赤字がEU加盟国で最高の6.1%にのぼることを指摘した。しかしハンガリー政府はこれまで口先だけの対応に終始している、と欧州委員会のホアキン・アルムニア経済・通貨問題担当委員の広報官は述べ、必要なのは明確で断固たる施策だと要求した。

日曜日に行われた第二次選挙は最終得票予測によれば、社会党と自由民主連盟の連立与党が386議席中過半数の210議席を占めると見られる。野党保守系の市民連盟フィデスFidesz は連立相手と目されたハンガリー民主フォーラムと合わせて175席を獲得した。残り1議席は無所属の議員が獲得した。公式の選挙結果は来週発表される。

日曜日の公式発表によれば投票率は64.3パーセントで、二週間前の一次投票の67.8パーセントを下回った。

44歳のジュルチャーニ首相は、連立与党内から退陣を迫られたペーテル・メジェシ首相の後任として、2004年9月から首相を務めている。

原題:Ungarische Regierung kuendigt nach Wahlsieg strikten Reformkurs an




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