2007年4月25日（水）08:59
AFP
ポーランドはツィタ・ギロフスカ財務相によれば、2012年にユーロを導入する意向である。ポーランドはユーロ導入の条件である収斂基準を2009年に達成するだろう。その後、為替相場の固定に関する「きわめて難しい」協議が始まると予想される。「技術的には2012年にユーロ圏加盟の準備が整うだろう」、とギロフスカ財務相は語った。しかし一方で財務相は、2012年にポーランドとウクライナで開催されるサッカーのヨーロッパカップがインフレ圧力を高める恐れがあるとの懸念を示した。
他の新規加盟国と同様ポーランドも、2004年のEU加盟時にユーロの導入を目標として掲げている。しかしこれまで具体的な期日は示していなかった。
一方、国際通貨基金（IMF）は東欧のEU加盟国に対して、ユーロ圏への早期加盟に向けて一層尽力するよう勧告した。各国は加盟基準を達成すべく一層の努力を傾ける必要がある。「各国はみなユーロ加盟で大きな恩恵を受けることになろう」、とIMFヨーロッパ支部のミヒャエル・デップラー支部長は「フィナンシャルタイムズ・ドイチュラント」紙に語った。東欧諸国のユーロ加盟熱はこのところ著しく後退している。2004年5月に加盟した9ヶ国*のほとんどは、たびたび加盟期日を先延ばしにしている。
原題：Polen will 2012 den Euro einfuehren
＊訳注：2004年5月に加盟したのは10ヶ国であるが、ここでは2007年1月1日にユーロ圏加盟を果たしたスロヴェニアを除くと思われる。