2010年4月1日(木)08:05

キリスト教社会同盟:トルコのEU加盟は「我々がいる限りない」

AFP

キリスト教社会同盟(CSU)はトルコの欧州連合加盟に対する拒絶姿勢をあらためて強調した。CSUがいる限りそれはありえない、とドイツ連邦議会CSU議員団のシュテファン・ミュラー院内総務はパッサウアー・ノイエ・プレッセ紙Passauer Neue Presseに語った。「EUには地理的境界だけでなく文化的境界もあるのだ」。欧州はとりわけキリスト教・ユダヤ教的基本価値、自由、平等に特徴づけられている。「これはEU加盟国を結ぶきずなである。この価値共同体にトルコは含まれない」とミュラー院内総務は主張した。

ドイツにトルコ語の学校を設立する案についてもミュラー院内総務は拒絶し、ゲルハルト・シュレーダー前首相(社会民主党SPD)の提案に反対した。「これは統合に役立たず、むしろ統合を妨げる」。「私たちはドイツに並行社会をつくりたくない。ましてや教育システムの分野においては」とミュラー院内総務は同紙に語った。

ミュラー院内総務は、ドイツ国内のトルコ社会に影響力を行使しようとしているとしてトルコ政府を非難した。トルコの国家戦略の政治的目標は明確だ。「全世界のトルコ系住民を自国の一部と考えて、このルートを通して他国にも政治的影響力を行使しようとしているのだ。」

原題:CSU: EU-Beitritt der Tuerkei "wird es mit uns nicht geben"




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