2010年4月16日(金)11:33

トルコのギュル大統領はEU加盟の目標を相対化

AFP

トルコのアブドラ・ギュル大統領はトルコのEU加盟の目標を相対化した。ヒュリエット紙の報道によればギュル大統領は、加盟自体より欧州の基準を日常の中に実現することの方が重要であると発言した。大統領は豊かで民主的な欧州の国でありながらEUに加盟していない例としてノルウェーを挙げた。「どちらが重要だろうか。加盟する方か、それともこの基準を満たすことか。つまりノルウェーと同じ基準を満たしながらも加盟しない方か?」

改革プロセスはEU加盟交渉の難しい状況とは無関係に継続されねばならない、とギュル大統領はオマーン訪問の帰途、飛行機の中で同行のジャーナリストを前に語った。すでに昨年の段階で大統領はトルコをノルウェーと比較しており、トルコが加盟交渉の最終段階で自らEU加盟を拒否する可能性に言及していた。ギュル大統領はトルコ指導部の中で最も積極的なEU加盟推進論者である。

原題:Guel relativiert Ziel der tuerkischen EU-Mitgliedschaft




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