2002年8月5日(月)17:24
ルートヴィヒスハーフェン(AP)
トルコ議会の先日の改革案可決にもかかわらず、欧州連合内には依然としてトルコのEU加盟に対し留保がつけられている。欧州議会の外交委員会のエルマー・ブローク委員長は、日刊紙『ディー・ラインプファルツ』(火曜版)に対し、たしかにトルコは「著しい前進」を遂げたものの、すべての条件が満たされたと言うにはまだほど遠い、と語った。
キリスト教民主同盟(CDU)所属のブローク委員長の言葉によれば、まずこの政治的決定が実行に移されるかどうか見極める必要があるという。とりわけクルド少数民族の権利の問題がこれに該当する。さらに軍隊の将来の役割や司法の独立性の問題も未解決である。トルコは正しい路線を進んでいるとはいえ、依然として「民主主義や法治国家とは相容れないいくつかの事項」が残っている。それゆえトルコの加盟期日は目下のところ予測不能である、と同紙はブローク委員長の発言を引用している。
原題:Tuerkei soll weitere Bedingungen fuer EU-Beitritt erfuellen