2004年8月2日(月)08:09

トルコのエルドアン首相はEU加盟交渉開始を確信

ハンブルク(AFP)

EU首脳会議での決定を数ヶ月後に控えて、トルコのレチェップ・タイップ・エルドアン首相は、欧州連合がトルコとの加盟交渉をまもなく開始するとの確信を表明した。「これまで私たちがこの問題について見たり聞いたりしたところでは、欧州委員会はトルコとの加盟交渉開始を決定すると期待して良さそうだ」とエルドアン首相は『ビルト』紙に語った。

エルドアン首相は、トルコはすでに「大半の加盟条件を達成した」と強調した。それゆえ私は、加盟交渉開始の決定に先だって10月に発表される欧州委員会の報告書も否定的な内容にはならないと予測している。トルコは「イスラム国家ではなく、圧倒的多数のイスラム住民の暮らす民主国家」なのである、と語った。更に首相は、トルコは地理的にも文化的にもヨーロッパの一部である。それゆえEUがトルコとの加盟交渉を否定する可能性は「ゼロに近い」と語った上で、もしそのような決定が行われれば、私は「きわめて不当だと感じる」だろうと付け加えた。

あわせてエルドアン首相は、トルコのEU加盟がEUの新たな財政負担を招くとの危惧を否定した。EUが何十億もの補助金を新規加盟国にばらまいた時代は「遅くとも2005年」には終わる。「私たちはお金目当てで加盟を望んでいるのではない。私たちが欧州の家族の一員であるから加盟を希望するのだ」、とエルドアン首相は強調した。

原題:Erdogan glaubt an baldige EU-Beitrittsverhandlungen




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