2006年8月29日(火)17:49
ジュイ・ザン・ジョザス(フランス)(AP)
欧州委員会のジョゼ・マヌエル・バローゾ委員長は火曜日、トルコの欧州連合加盟に対する支持を表明した。中東の危機は、瞠目すべき民主的、経済的な改革を行なったイスラムの国トルコが、戦略的にいかに大きな重要性を持つかということを明らかにした、とバローゾ委員長はパリ郊外のジュイ・ザン・ジョザスJouy-en-Josasで述べた。必要なのは、この安定性を中東地域全体に輸出することであり、不安定さをヨーロッパに輸入することではない、と委員長はフランスの雇用者団体MEDEFの会議の席で語った。
バローゾ委員長はトルコの改革路線を支持するよう求めた。「しかしEU拡大は世論の支持なしには実行できない」。それゆえこの問題に関する議論が必要となるのだ。トルコの加盟はEUの最も難しい問題の一つである。だが私の考えでは「反対」は、近代的で民主的で欧州的なトルコを望むすべての人々にとって大きな失望をもたらすだろう、と委員長は語った。
原題:Barroso wirbt fuer Tuerkei-Beitritt