2001年12月12日(水) 10:35
ベルリン(ドイツ通信社‐AFX)
ドイツ商工会議所(DIHK)は円滑なEU東方拡大のタイムスケジュールを要求した。12月14日、15日のラーケンEU首脳会議を視野に入れ、同商工会議所のマルティン・ヴァンツレーベン主任理事は、明確な期日設定は投資家や国民に保証を与えることになるに違いない、と水曜日ベルリンで述べた。機能する域内市場を保証するために、労働市場開放問題におけるような長い期間設定は避けねばならない。また、今なお加盟候補国に残っている非関税障壁や行政および裁判所の不備は一刻も早く取り除く必要がある、とヴァンツレーベン主任理事は主張した。
EUの輸出総額の23,8パーセントを占める中東欧の加盟候補諸国はアメリカに次いで最も重要なEUの通商相手であり、逆にEUは加盟候補諸国の対外貿易の60パーセントを占めている。これはEUとEFTA加盟国スイス、ノルウェー、リヒテンシュタインおよびアイスランドとの貿易に匹敵する、と主任理事は語った。ドイツの加盟候補諸国への輸出は2001年の上半期は670億マルクに達し、年間換算で21パーセントの増となっている。
原題:DIHK draengt auf klare Zeitvorgaben fuer EU-Osterweiterung