2001年12月17日(月)19:58

フェアホイゲン拡大委員はルーマニアの迅速な改革を求める

ティミショアラ(AP)

EU拡大委員のギュンター・フェアホイゲンは月曜日ルーマニアに対し、欧州連合加盟に向けて同国の経済システムをより迅速に改革するよう要請した。いくつか進展は見られるものの、ルーマニアにはいまだ良好に機能する市場経済が存在しない、とフェアホイゲン委員はティミショアラで述べた。同委員はルーマニアのアドリアン・ナスターセ首相およびヒルデガルト・プワク欧州統合相とともに、この西ルーマニアのティミショアラにおける12年前の反共産主義の蜂起を記念する式典に参列した。

ナスターセ首相は、ルーマニアはEU加盟に必要な措置をとるため、「議論をやめて仕事にかかる」つもりである。しかし欧州への統合プロセスにはEUの財政支援が欠かせない、と語った。ルーマニアの平均月収はおよそ110ユーロ(216マルク)で、国民の40パーセントは最低限の生活を強いられている。ルーマニアに対しては土曜日のEU首脳会議で、2004年のEU加盟は不可能と伝えられた。ルーマニア政府は現在2007年の受け入れを期待している。

原題:Verheugen fordert schnelle Reformen in Rumaenien