2001年12月21日(金)18:48

ポーランドとEUは労働市場開放の制限に合意

ブリュッセル(AP)

ポーランドの欧州連合加盟後、同国の労働者は最長で7年間、他のEU加盟国の労働市場への自由な参入を制限されることになった。この線でポーランドとEUの代表者は合意した、と金曜日ブリュッセルで発表された。これまでドイツとオーストリアは、東欧の加盟候補国の労働者に対する労働市場開放に関して、移行期間を設けるよう要求し、論議を呼んでいた。

ギュンター・フェアホイゲンEU拡大委員の広報官が伝えるところによれば、規制はまず2年間適用され、その後あらためて検討されることになる。最長で7年を経た後、この規制は解除されねばならない。しかしポーランドの労働者に対し、同国のEU加盟後ただちに自国の労働市場を開放する意思のある国は、この規定にかかわらず市場開放を行うことができる、としている。ポーランドのヤン・トルシチンスキ交渉官によれば、すでにオランダ、アイルランド、スウェーデン、デンマークの4ヶ国が労働市場開放の意思を伝えてきているという。

原題:Polen und EU einigen sich auf beschraenkte Freizuegigkeit