2004年12月6日(月)13:32

キリスト教民主同盟党首はあらためてトルコのEU加盟反対を主張

デュッセルドルフ(AP)

キリスト教民主同盟(CDU)のアンゲラ・メルケル党首は、トルコのEU加盟に対する同党の反対を強調した。加盟交渉開始の是非を決定するEU首脳会議を間近に控えて、メルケル党首は月曜日デュッセルドルフで開かれたCDUの党大会で、あらためて特権的パートナーシップ案を主張した。トルコが正式加盟すれば、欧州連合の統合能力とまとまりを損ねる大きな負担となる、と党首は反対の理由を述べた。

メルケル党首は、「重大な思い違い」にしがみついているとして政府を批判した。トルコが正式加盟したEUはもはや以前と同じEUではなくなる。これに対し、特権的パートナーシップの道はトルコの鼻先で扉を閉ざすのものではないが、現実を考慮した案であり、ドイツやEUの利益にかなう、と党首は主張した。

原題:Merkel bekraeftigt Nein zu EU-Beitritt der Tuerkei




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