2004年12月9日(木)13:05
ブリュッセル(AP)
トルコとのEU加盟交渉開始の是非を判断するEU首脳会議を一週間後に控えて、欧州連合はトルコとの間で未解決の事項がいくつか残っている。しかしEU議長を務めるオランダのベン・ボト外相は木曜日、未解決問題はここ数日間の話し合いで解決できるとの確信を示した。
最大の問題の一つが、トルコによるキプロス共和国の承認拒否である。キプロス共和国は今年5月からEU加盟国となっている。地中海の島キプロスは1974年のトルコ軍の侵攻以来分断が続いている。住民投票で再統一が否決されたことにより、南のギリシャ系キプロス(=キプロス共和国。訳注)のみがEUに加盟した。
欧州連合の各国首脳は、12月16日、17日に開かれる首脳会議でトルコとの加盟交渉開始の是非を決定する。EU議長を務めるオランダのヤン・ペーター・バルケネンデ首相は、木曜日の晩ブリュッセルでトルコのレチェプ・タイップ・エルドアン首相と会談する予定である。
原題:EU und Tuerkei noch in mehreren Punkten uneins