2004年12月13日(月)17:08

EUは次期拡大で合意

ブリュッセル(ドイツ通信社)

EU加盟国は次期EU拡大に関して合意に達した。しかしトルコとの加盟交渉の詳細についてはブリュッセルで開かれる首脳会議に委ねられた。

EU外相会合を終えたドイツのヨシュカ・フィッシャー外相は、ブルガリアとルーマニアの欧州連合加盟については合意ができたと語った。欧州委員会の勧告は、両国の2007年初めのEU加盟が要請されている。ルーマニアは要求されている改革が速やかに実行できない場合は、加盟が一年遅れる恐れがある。

クロアチアに関しても「良い解決策」が見出されたとフィッシャー外相は述べた。EU加盟国の中にはクロアチアに対して、まず旧ユーゴスラヴィアの戦犯問題で国際法廷と一層の協力を求める国もあった。クロアチア政府は、セルビア人に対する蛮行を非難されている元将軍を引き渡すよう求められている。

EU各国外相はトルコとの加盟交渉に関して委細議論を尽くした。決定は金曜日の首脳会議で下される予定である。フィッシャー外相は来年交渉を始めるよう主張した。外相は、交渉の目標はトルコのEU加盟であり、他の代案であってはならない。各国外相の中には誰一人「特権的パートナーシップ」を求める者はいなかった、と語った。外相はまた、今の段階で決定せねばならないのはトルコの加盟ではなく、交渉開始である、と強調した。

トルコとの加盟交渉の詳細は首脳会議の決定に委ねられる。交渉開始が決定された場合は、交渉開始の期日やEU加盟に代わる代案に言及するか否かという問題についても詳細が決まる。EU外相会議を終えたフィッシャー外相は、この点に関しては実質的な議論が行なわれなかったと述べた。

原題:EU ueber naechste Erweiterung einig




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