2004年12月16日(木)13:13

キプロス共和国は拒否権行使の可能性に言及せず

ラルナカ(AP)

キプロス共和国のタッソス・パパドプロス大統領は木曜日、ブリュッセルEU首脳会議への出発前、トルコとの加盟交渉開始に対する同国の拒否権行使の可能性について言及を拒否した。私はトルコによるキプロス共和国の承認を得るため、あらゆる手を尽くす。私は最後まで粘り強く交渉する用意がある。だが交渉の結果は予測できない多くの要素や他の加盟国の姿勢にも左右される、と大統領は語った。

「私はキプロスにとって正しいことや、長期的・短期的にキプロスの利益になると思われることを行なうつもりだ」と大統領は述べた。トルコのレチェプ・タイップ・エルドアン首相は、キプロス(=キプロス共和国。訳注)を再統一前に承認するつもりはないと繰り返し明言し、もし承認を交渉開始の条件とするなら、トルコは加盟努力を放棄する と語っている。

原題:Zypern laesst moegliches Veto offen




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