2005年12月3日(土)14:43

ブルガリアの汚職と組織犯罪の状況に対し厳しい非難の声

ソフィア(AP)

西欧の外交官は土曜日ブルガリアに対し、汚職と組織犯罪にさらに厳しく対処するよう呼びかけた。ブルガリアが予定どおり2007年1月1日のEU加盟を望むなら、課題はなお山積している、と欧州委員会の司法担当委員を務めたアントニーノ・ヴィトリーノは土曜日、ソフィアでの会議の席で述べた。現欧州委員会はすでに10月下旬の段階で、早急に司法改革を行わなければブルガリアのEU加盟は1年遅れる恐れがあると警告している。

欧州委員会の加盟進捗状況報告書の発表からわずか1日後、ブルガリア最大の富豪の一人である銀行家エーミール・キュレフEmil Kjulew がソフィアで白昼射殺された。彼の殺害はこの国の問題を浮き彫りにしたとイギリスのジェレミー・ヒル駐ブルガリア大使は語った。ブルガリアではここ数年、同様の手口で150人以上の人間が殺害されており、大部分の犠牲者については組織犯罪とのつながりが噂されている。キュレフ氏の殺害を受けて、警察は犯罪グループに対する大規模な一斉捜索を行い、1000人以上の容疑者を拘束したが、いまだ事件の解明には至っていない。

原題:Korruption und Kriminalitaet in Bulgarien angeprangert




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