2005年12月17日(土)14:54

EUはマケドニアに加盟候補国の地位を与える

スコピエ/ブリュッセル(AP)

マケドニアは、加盟候補国の地位を認めるとしたEUの決定を歓呼の声で迎えた。マケドニア政府は歴史的決定と評価した。首都スコピエでは土曜日の晩に祝賀式典が計画されている。ブリュッセルで開かれた首脳会議でEU各国首脳は昨晩、マケドニアに加盟候補国の地位を認めた。

マケドニアのブランコ・ツルヴェンコフスキ大統領は、我が国はこの決定を誇りにして良いと述べた。これによりマケドニアの民主化への進展が認められたのだ。今後我が国はEU正式加盟に向けた努力を継続する義務を負う、と大統領は語った。ヴラド・ブコフスキ首相はテレビで、加盟候補国の地位はマケドニアの経済を前進させるだろうと述べた。しかし一方で、これによりすべての問題が自動的に解決するわけではないとも戒めた。

ブリュッセルEU首脳会議はすでに閉幕宣言で、マケドニアのEU加盟に向けたさらなる歩みは今後の拡大ラウンドに関する一般的議論に関係すると釘を刺している。これにより首脳会議はフランスの要求に応じた形になった。加えてマケドニアの加盟はEUの受け入れ能力に左右されるとされた。

そのためマケドニアには加盟交渉開始の期日が設定されない。しかし首脳会議はマケドニアの改革の進展を高く評価した。バルカン半島のマケドニアはすでに2004年3月の段階でEU加盟を申請している。これを受けて欧州委員会は今年11月に同国に加盟候補国の地位を与えるよう提案していた。

2001年夏の時点でマケドニアは内戦勃発の危機にあった。アルバニア系少数民族が権利の拡大を要求したためである。2001年10月には安全確保のためNATO部隊が駐留した。この平和部隊は2003年3月にEU部隊に交替した。駐留は2003年12月に終結し、EU警察団がこれに代わった。

原題:EU verleiht Mazedonien Status eines Beitrittskandidaten




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