2006年12月5日(火)17:36

スロヴェニアに続くユーロ加盟はキプロスとマルタが有力

AFP

来年1月1日のスロヴェニアに続くユーロ加盟は、キプロスとマルタが新規加盟国の中で有力である。欧州委員会と欧州中央銀行(ECB)がブリュッセルで発表した報告書によれば、両国はユーロ加盟基準を来年中にも達成すると予測され、その場合2008年中にユーロに加盟する可能性がある。他の新規加盟国は加盟基準達成にはまだ多くの改善点を抱えているという。

ユーロ加盟の基準は低いインフレ率と安定した国家財政などである。報告書によれば、大半の国にとってこの二つの基準が最も高いハードルとなっている。キプロス以外に物価上昇を抑制できているのはポーランドとチェコのみである。

加えてエストニア、キプロス、ラトヴィアはすでに現在の時点で、財政赤字を国内総生産の3パーセント以内と定めた、いわゆるマーストリヒト基準を守っている。マルタはインフレ率、財政赤字の基準を来年にも達成する見込みである。これに対し大国のポーランドやとりわけハンガリーは財政赤字が基準を超えている。

原題:Zypern und Malta koennen als erste auf den Euro hoffen




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