2006年12月6日(水)18:38

メルケル首相はトルコの進展に関するさらなる報告書を提案

ベルリン(AP)

ドイツのアンゲラ・メルケル首相は、トルコのEU加盟交渉を完全に再開する場合、欧州委員会が報告書を発表するよう提案した。トーマス・シュテーク政府広報官は水曜日ベルリンで、欧州委員会は2007年末と2009年の間にEU首脳会議に対して特別の報告書を提出すべきである。これは毎年秋の加盟候補国に関する通常の報告書とは異なる、と述べた。

もし来週のEU首脳会議で8つの分野の交渉の一時停止が決定されれば、新たに開始される分野については一つ一つ全会一致で交渉の開始を決定する必要がある、とシュテーク広報官は要求した。マルティーン・イェーガー外務広報官は、アンカラ議定書を批准しないことでトルコが得をしてはならないとの見解でEU各国外相は一致したと述べた。一方で各国外相はトルコのEU接近プロセスが中断されてはならないとの点で合意している。来週月曜日に開かれるEU外相理事会で、もはや欧州委員会の関与が不要となる手続きが決定される可能性もある、とイェーガー広報官は語った。

トルコが2004年のアンカラ議定書に従わず、EU加盟国キプロスの船舶や飛行機の入国を拒んでいるため、EU議長国フィンランドはトルコとの加盟交渉の一部中止を支持している。

原題:Merkel schlaegt weiteren Bericht ueber Entwicklung der Tuerkei vor




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