2006年12月18日(月)13:36

ドイツ人の64パーセントはこれ以上のEU拡大に反対

ブリュッセル(AP)

ドイツ国民のほぼ3分の2はEU拡大の継続に反対している。月曜日に欧州委員会が発表した世論調査によれば、回答者の64パーセントは新たな国の欧州連合加盟に反対しており、賛成は30パーセントに留まった。しかしEU全体では比較多数の46パーセントが拡大の継続に賛成しており、反対は42パーセントとなっている。

今回の世論調査によれば、欧州連合自体に対する支持率は今年春の時点よりわずかに低下したものの、2005年の秋に比べれば高くなっている。EU市民の53パーセントは自国のEU加盟を「良いこと」と評価している。最も支持率が高いのはアイルランドの78パーセント、最も低いのはイギリスの34パーセントである。ドイツは58パーセントで、これはEU平均よりもわずかに高い。

しかし自国がEU加盟の恩恵を受けているかとの問いに対しては、ドイツ国民の答えはさらに懐疑的であった。恩恵を受けているとの答えはわずか49パーセントで、41パーセントは否定的であった。EU全体では54パーセントがEU加盟の恩恵を受けていると答えた。この質問でもアイルランドが最も支持率が高かった。反対にハンガリー、スウェーデン、イギリスでは国民の比較多数が、自国はEU加盟の恩恵を受けていないと答えた。

欧州連合に対する支持率はそれほど高くないものの、EUの権限拡大には圧倒的多数が賛成と答えた。世論調査によれば68パーセントは共通のEU外交政策を望んでおり、共通の安全防衛政策については75パーセントが賛成している。ドイツ国民の賛成はそれぞれ77パーセント、84パーセントとなっており、これはEU全体でトップクラスに属する。

共通の外交政策に対する支持が最も高いのはギリシャ(80パーセント)で、EUに懐疑的なイギリスでも48パーセントが支持している。共通の安全防衛政策についてはとりわけキプロスが強く支持している(89パーセント)。アイルランドはその他の項目ではEU支持率が極めて高かったものの、この問題に関しては最も慎重であった(賛成52パーセント)。

原題:64 Prozent der Deutschen gegen weitere Vergroesserung der EU




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