2006年12月20日(水)15:58

ブルガリアとルーマニアに対する労働市場開放は限定的

ベルリン(AP)

ブルガリアとルーマニアの労働者は両国のEU加盟後も無制限にドイツの労働市場に参入できるわけではない。ドイツ政府は水曜日ベルリンで、2008年12月31日まで両国に対し労働者の移動の自由を制限する移行期間を設けることを決定した。政府のウルリッヒ・ヴィルヘルム広報官は、ドイツ政府の第一の目的は失業率を大幅に減らすことである。そのためには労働者の流入を制限する必要がある、と語った。

建設業界はこの閣議決定を歓迎した。良好な景気にもかかわらず、建設業界は依然外国人労働者の無制限の流入には耐えられないとドイツ建設業中央同盟のフランク・デュプレ副会長は語った。「というのも建設業界は特に賃金ダンピングと社会保障ダンピングの影響を受けやすいからである」と副会長は説明した。

キリスト教民主同盟(CDU)のローナルト・ポファラ幹事長も同様の発言を行った。次のEU拡大に際してドイツの労働者の利益が中心に置かれるということは、国民に対する重要なメッセージになる、と幹事長は述べた。ブルガリアとルーマニアは2007年1月1日にEUに加盟する。

原題:Keine volle Arbeitnehmerfreizuegigkeit fuer Bulgarien und Rumaenien




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