2007年12月6日(木)17:14

新規EU加盟国の国境検査は12月21日に廃止

ブリュッセル(AFP)

大半の新規EU加盟国の国境検査は12月21日以降廃止される。EU外交筋の伝えるところによれば、EU加盟諸国の内相はブリュッセルで公式的にもシェンゲン圏の新規加盟9ヶ国への拡大を決定したという。これによりドイツの国民はクリスマスイブの3日前に、初めて旅券検査や時に数時間にも及ぶ待ち時間なしにポーランドとチェコに入国することができる。ハンガリー、スロヴァキア、スロヴェニア、バルト三国、およびマルタもシェンゲン圏に加盟する。ドイツのヴォルフガング・ショイブレ内相(キリスト教民主同盟)は「歴史的な一日」と称えた。

「18年前のベルリンの壁崩壊から始まった発展がこれにより完結する」とショイブレ内相はブリュッセルで語った。新規9ヶ国の加盟はEU史上最大のシェンゲン圏拡大となる。キプロスは今回自発的に加盟を見送った。12月21日の晩、まず自家用車ならびに列車および港湾や船上での旅券検査が廃止される。空港での検査廃止は来年3月30日となる。国境検査のないシェンゲン圏には、現在イギリスとアイルランドを除くEU既加盟国およびノルウェーとアイスランドの計15ヶ国が加盟している。

原題:Grenzkontrollen zu neuen EU-Staaten fallen ab 21. Dezember




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