2011年12月1日(木)
ベルリン(dapd)
ドイツのフィリップ・レースラー副首相(自由民主党FDP)はEU条約改正案を発表した。その中心は安定協定の厳格化である。これは日刊紙ディー・ヴェルトDie Welt(木曜版)が入手した連邦経済省の戦略文書から明らかになったもの。
この文書では4つの条約改正項目が挙げられており、とりわけ債務の上限が厳しく設定されている。「予算規律のさらなる改善をはかるため、現在、安定成長協定において3パーセントと定められている財政赤字の上限を将来は2パーセントに引き下げる」という。加えてレースラー副首相はEUレベルで「取扱規則と制裁メカニズムの一層の自動化」の導入をはかる意向である。戦略文書では一例としてEU構造基金の支給凍結を挙げている。
原題:Zeitung: Roesler legt Vorschlag zur Aenderung der EU-Vertraege vor