2011年12月3日(土)
ブリュッセル(dapd)
セルビアとコソボは国境管理の正常化で合意に達し、最大の問題の一つを解決した。両国は互いの国境通過地点すべてに段階的に共同の国境警備所を設置していく、とEUは金曜日伝えた。セルビア政府はこれまで、2008年にセルビアから分離独立したコソボの独立を承認していない。しかしコソボ関係の緊張緩和はセルビアのEU加盟の前提条件と見なされている。
セルビアのボルコ・ステファノヴィッチEU交渉担当主任担当官は土曜日、この合意によりセルビアのEU加盟候補国に対する抵抗はなくなるとの確信を表明した。この協定はセルビアがEUのコソボ関係改善の要求を満たす用意があることを示すものだ、と担当官は語った。
EU内では、象徴的な意味を持つ加盟候補国の地位をセルビアに与えるかどうかで、議論が分かれている。たとえばドイツのアンゲラ・メルケル首相は、コソボでのセルビア民族主義者とコソボ治安維持部隊(KFOR)の衝突で50名の兵士が負傷したことを受けて、セルビアはまだ義務をすべて果たしていないと述べている。
原題:Serbien und Kosovo einigen sich auf Vorgehen bei Grenzverfahren