2011年12月6日(火)10:40
ケルン(dapd)
ユーログループのジャン・クロード・ユンカー議長はEU条約の早期改革を想定している。今週末のEU首脳会議で必要な決定が行われれば、条約改正は「3月までに仕上がる」可能性がある、とルクセンブルクの首相を務めるユンカー議長は火曜日ドイチュラントフンクDeutschlandfunkで語った。またユンカー議長は、労力と時間のかかる国民投票を回避するため、限定的な条約改正を支持した。万一、改正にEU加盟全27ヶ国の合意が得られない場合は、少なくともユーロ加盟17ヶ国で改正を決定する必要がある、とユンカー議長は述べた。
ユンカー議長は、通貨同盟強化のためにドイツとフランスが月曜日に発表した提案を歓迎した。財政協定違反国に対する自動的制裁や銀行の保護、ならびに恒久的救済策である欧州安定メカニズム(ESM)の導入前倒しは「きわめて正当」である、とユンカー議長は評価した。
原題:Juncker will EU-Vertragsreform bis Maerz abschliessen