2011年12月8日(木)
ブリュッセル(dapd)
欧州議会ではドイツ政府が考えている条約改正手続きに対して強い反対の声が上がっている。ドイツ政府はEU加盟全27ヶ国の承認なしにユーロ加盟17ヶ国の条約を締結しようとしており、各国から選出される欧州議員の参加なくこの決定を行う意向である。
「しかし欧州議会は決して憲法会議招集の要求を取り下げることはない」と欧州議会社会民主党のマルティーン・シュルツ代表は木曜日の晩言明した。「共同決定の方法が交渉の基盤でなくてはならない」とドイツ社会民主党(SPD)所属のシュルツ代表は釘を刺した。そもそもシュルツ代表はリスボン条約の改正を評価していない。「この議論は金融市場の信頼回復を目指すEU諸国にとって役に立たないだろう」と代表は語った。
原題:EU-Parlament kuendigt Widerstand gegen Merkels Euro-Vertrag an