2015年12月19日(土)

ポーランドで再び数千人規模の反政府デモ

AFP

土曜日、ポーランドで数千人が再びデモを行い、右翼保守系の新政権に抗議した。「私たちは民主主義を護る」「私たちは憲法を護る」とワルシャワの議会前に集まった参加者は声を上げた。東部のルブリンや北部のグダニスク、西部のポズナニでもデモが行われた。国営テレビは参加者数をポズナニとグダニスクではそれぞれ約4,000人、ルブリンでは約1,000人と見積もっている。

「法と正義」(PiS)の政権に対する抗議を呼びかけたのは民主主義防衛委員会(KOD)である。「私たちには権利と自由がある。私たちはそれを守るために闘う」と同委員会の創設者マテウス・キヨフスキは語った。自然発生的に創設されたこの市民社会的グループは、ほとんどすべての野党から支持を得ている。

ベアタ・シドゥウォ首相率いる新政権が発足して1ヶ月余り、ポーランドは最初の大きな政治的危機に陥っている。特に、憲法裁判所を5人の新たな判事任命によって支配下に置こうという多数派政権の試みは野党の強い批判を招いている。野党はヤロスワフ・カチンスキ元首相のPiSに対して、政府の計画を障害なく通せるよう、権力を監視する憲法裁判所に政府の息のかかった判事を送り込むという手法そのものを非難している。

すでに先週末、数万人のポーランド国民が右翼保守派政権による「民主主義の破壊」に抗議してワルシャワでデモを行っている。

原題:Tausende Polen demonstrieren erneut gegen Regierung




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