2001年2月20日(火) 13:21

フェアホイゲン拡大委員の判断ではEU加盟候補国の加盟条件はいまだ整わず

シュヴェリーン(AP)

EU加盟候補国はとりわけポーランドなど大きな前進を遂げてはいるものの、どの国も欧州連合加盟に必要な成熟度にはいまだ達していない、とギュンター・フェアホイゲンEU委員は判断している。加盟の実質的な基盤が整わないうちに、純粋な政治的配慮からEU加盟を認めるようなことがあってはならない、とフェアホイゲン委員は火曜日シュヴェリーンで語った。そうなれば、たとえば失業問題が将来の加盟国から現加盟国に輸出されるのを防ぐ予防措置を講じるなどの必要が出てくる、と同委員は述べた。

経済的条件のほかに社会政策の現状や環境保護、法的安定性もEU加盟の重要な基準であるとフェアホイゲンは説明した。これらの分野に関しては、加盟が具体的視野に入る前に、加盟候補国がなお相当の努力を行わねばならない部分もある。また、国境地域における包括的な援助計画を実施することにより、新規加盟国の加盟によりこの地域が受けるリスクを補償する必要がある、とフェアホイゲンは語った。

原題:Verheugen sieht noch keine Beitrittsreife bei EU-Kandidaten