2001年2月23日(金)22:31

フェアホイゲン拡大委員:「EUはスロヴァキア経済に高い評価を与えるだろう」

ブラティスラヴァ(ロイター)

EUの拡大担当委員ギュンター・フェアホイゲンは、みずから述べるところによれば、スロヴァキア経済に対し欧州連合(EU)が一層高い格付けを与えると考えている。スロヴァキアはおそらく次のEU報告書では、良好に機能する市場経済が存在すると保証されるだろう、とフェアホイゲンは金曜日、スロヴァキア訪問の締めくくりに発言した。前回のEUの評価ではスロヴァキア経済は良好に機能する市場経済と見なしうるとされていた。フェアホイゲン委員は、「存在する」と「見なしうる」の差は非常に小さい。だがいくつかの点ではなお経済の改革が必要である、と語った。

スロヴァキアはポーランド、ハンガリーおよびチェコ同様2004年の欧州議会選挙前のEU加盟を目指している。3年前の時点では、当時のウラジミール・メチアル首相率いるスロヴァキアは、これらの隣国と比べて経済的にも政治的にも遅れをとっていると見なされていた。1998年にミクラーシュ・ズリンダが新たな首相に選出されて以来、とりわけ貿易赤字の削減と銀行システムの改革が行われている。EUの経済報告書は毎年公刊され、次号は11月に発行される予定である。

スロヴァキア議会は金曜日、EUならびにNATO加盟の基本的前提とされる大幅な憲法改正を可決した。「これはスロヴァキアの歴史において最も重要な瞬間のひとつだ」。スロヴァキアはこれで先進国の憲法に比肩する憲法を獲得したのだ、と表決の後ズリンダ首相は述べた。ズリンダ首相の連立政府は議会においてちょうど憲法改正に必要な五分の三の票である90票の賛成を得た。メチアル前首相派の国民党は改正に反対の姿勢をとった。その主張するところによれば国民党は主権の喪失を危惧している。

原題:Verheugen: EU wird Wirtschaft der Slowakei wohl hoch stufen

f.T.