2002年2月11日(月)15:03

ポーランドは自国の農家に平等の権利を要求

EU拡大に関する欧州委員会提案はポーランド政府にとっては承諾し難い

ブリュッセル(AP)

ポーランドは欧州連合加盟後に現加盟国と平等の権利を自国農家に認めるよう要求している。これはポーランドのヤロスワフ・カリノフスキ副首相が月曜日ブリュッセルの協議で明確にしたもの。現在提案されている欧州委員会案は受け入れられない。「我々にとって交渉の出発点は、我が国の農家がEUの農家と同じ立場に立つという保証である」とカリノフスキ副首相は述べた。

欧州委員会の案では、新規加盟国の農家に対して2004年は25%、2005年は30%、2006年には35%の直接補助金を支給するというものである。その後EUは新たな予算枠を協議する必要がある。欧州委員会は、2013年までに現加盟国の農家と平等の権利を認めることを加盟候補国に約束している。

10ヶ国の新規加盟の予算として欧州委員会は2004年から2006年までに優に400億ユーロを支出する意向である。とりわけドイツとフランスがこの額の引き下げを求めている。これについてカリノフスキ副首相は「落胆し、憂慮している」ことを表明し、「EUは拡大の準備ができていない」と述べた。EU加盟国は今後、共同の交渉姿勢を取り決めておく必要がある。加盟候補国との交渉は今年末までに完了させることになっている。

原題:Polen fordert Gleichberechtigung seiner Bauern
Vorschlaege der EU-Kommission zur Erweiterung fuer Warschau nicht akzeptabel